発行所 千葉県立国府台高等学校同窓会 広報委員会
市川市 国府台 2-4-1
発行責任者 伊能 重憲
青木君が黄泉の世界へ旅立って早一年。
櫛の歯が欠けるようにポツリポツリと同期の仲間の訃報を聞く年齢になりいささか淋しい。
青木君は同窓会の世話役を四十年近く勤め、生来の面倒見の良さから物心両面にわたり、母校も同窓会も大変世話になった。
弓道場の設備、その他物品等。中庭の日本庭園「静閑苑」は、自宅が都市計画のため移転のやむなきにより寄贈されたもの。
見事な庭園は母校に落ち着き、在校生のオアシスとなり、来校者の話題となっている。
青木君の面倒見の良さは母校に留まらず、市川工高の文化祭では毎年必ず感謝状を受領していたほど。
家業の材木店に工高生が展示相談に来れば親身にアドバイスし、生徒の計算ミスを正し部材の寸法を指摘するなど、協力を惜しまなかった。
この様に大らかで温厚な人柄が同窓生の人望を得たのは当然であろう。
最後まで、青木君が心配していたのは母校のグランドの狭さ(聞けば公立校では県下一との事)。
「隣の血清研究所跡地は県所有地。何とかならんかなあ!生徒が気の毒だなあ!」青木君の最後の言葉である。
合掌。
9期 菅田鐵男
2017年7月16日、石沢隆夫君が65才で亡くなった。
早稲田大学在学中の1971年、日本選手権の200Mで優勝、72年に100Mを制し73年には当時の100M日本記録に並ぶ10秒1
(手動計時)を達成した。卒業後は朝日新聞記者として活躍。凝縮された人生を、正に疾風の如く駆け抜けた。
1968年夏、国府台高校陸上部は藤原生通先生指導の下、広島で行われた全国大会で総合優勝した。「無名の高校がわずか4人で、強豪を抑えて全国制覇」と報じられた。
100Mで四位、200Mと走り幅跳びでそれぞれ2位の石沢君、やり投げで2位の町野幸史君、五種競技で2位の小西に、秋山(旧姓・片柳)康男君を加えた4人が400Mリレーで2位。総合得点28点の優勝に最大の貢献をしたのが石沢君だった。
部員数わずか15名の陸上部はあの年、全国優勝を狙っていた。
市営陸上競技場で走り・飛び・投げ、真間山の階段や里見公園脇の長い坂道を駆け上り、連日、厳しい練習を繰り返した。
県大会では習志野高校を破り総合優勝。南関東大会では東京・目黒高校に次ぐ二位
(ただし、小西が200Mハードルで転倒しなければ、総合優勝)。
400Mリレーでは全国大会決勝で同タイム・写真判定で2位となるまで一年間無敗だった。
少数精鋭の国府台高校陸上部の原動力だった石沢隆夫君。ご冥福をお祈りする。
21期 陸上部 小西和久
矢野先生は岩瀬先生と共に、私が所属していた生物部の顧問でした。
ある日の放課後、理科教室の机を全部片付け同期の田中清一君(故人)と二人で剣道の稽古を始めました。
間もなく矢野先生に見つかり、
「剣道部も無いのに誰の許可を得てこの教室でやっているのか。校庭でやりなさい」と注意を受けました。
数日後先生が「これあげるけど着られるかな」と矢野と名入りの白い刺子の稽古着を下さいました。
その頃先生は、校舎内の宿舎から花見川に引っ越され、私はお手伝いで荷物と共にトラックで新居に伺った記憶もあります。
四、五年前、生物部のОB何人かで先生の収集された立派な蝶の標本の説明を聞いたのがお会いした最後でした。
厳しさの内に優しさを秘め、飄々とした学者肌の先生でした。
8期 野中 勃民
志村 好英(1)妻 京子
同窓会報お送りいただきありがとうございました。好英は平成28年8月に永眠いたしました。
中野(三浦)章吾(3)
平成28年10月23日、13年間入院生活の末永眠いたしました。行年85才。
佐久間 久恵(4)家族
平成27年6月17日死去致しました。長い間お世話に相成りました。
藤井 寛子(11)
平成28年12月に尾上(大庭)光義さんが亡くなられました。
私は4年程前より頸椎症でリハビリに通っていますが通えるだけ幸せと思っています。
坂元 正弘(16)妻
平成28年10月ガンのため永眠しました。長い間お世話になり、ありがとうございました。
貝之瀬 美代子(18)
18期4組の石川(鈴木)幸子さんが、平成28年11月29日に病気のためお亡くなりになりました。
冨沢 節子(葛南1)娘 まゆみ
平成28年7月10日80才で冨沢節子が永眠致しました。長い間会報をお送り頂き誠に有難うございました。高校の頃の友人とは、亡くなるまでずっとお付き合い頂き、楽しみの一つでした。
「お母さんくらいの人で漢字や英語の読める人は少ないんだから!学校のお陰!」と、よく話してくれていました。時折、高校の前を通る時は、必ずこの時のことを思い出します。
芹澤 奈美(36)
3年5組の担任だった高橋弘先生が平成28年7月19日にお亡くなりになったそうです。長老先生と呼ばれ親しまれていました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
会員の皆様、毎号会報へのご協力、ありがとうございます。大勢の皆様のお陰で37号も発行することができました。
会員が母校に集まる機会は、定例総会と会報発送作業です。懐かしい方々と対面し楽しい時も過ごせます。
また、常設委員会(個人情報管理・広報)への参加も大歓迎です。心よりお待ちしております。
委員長 菅田 徹雄 (9期)
編集長 流川 呉生 (20期)
編集員 井桁美樹子 (5期)
竹内 喜忠 (14期)
池田由紀子 (20期)
柴田 幸治 (20期)
飯田 幸治 (35期)