同窓会会報 WEB版

第37号

平成30年2月1日 発行


発行所    千葉県立国府台高等学校同窓会 広報委員会
        市川市 国府台 2-4-1
発行責任者  伊能 重憲

ひとりごと  校長 石塚由乙

 四季折々の風を受けながら江戸川の堤を歩くと、心は自然に解放され、人間の小ささを感じる。日常の喧噪を忘れ、気が付くと、自分のこれまでの生き方を振り返り、これからどう生きていくのかを考えている自分がいる。
 自分の将来について意思表示をしたのは高校2年の進級時だった。小さい頃から無口で表情の乏しかった私が、声楽の道に進むなんて誰が想像したことだろう。でも、これが私自身が行った最初の自己決定である。
 「なにを考えているのかわからない」とよく言われていた。確かに、思っていることを相手に伝えようとはしなかった。が、心の中では様々な言葉と感情が溢れていたと記憶している。詩を書き、歌を歌い、満足していた。
 人は皆、いずれ自立していかなければならない。自立とは、「自分だけの力で行動し生活すること」だが、実は、上手に甘えられることや困ったときにSOSを出せること、つまり、「良好な人間関係を築くことができること」が生活の前提になければならない。
 良好な人間関係は、思いやりを持った相互理解から始まる。自分の気持ちや考えを言葉にして相手に伝えなければ、自分のことを理解してもらうことは不可能だ。黙っていては人とのコミュニケーションは成り立たない。
 自己開示することは苦手だったが、長い年月を経て、自分なりの方法で何とか人間関係を構築して来た。たくさんの方々に支えていただき、ご指導いただき、現在に至っている。
 「みんなちがって、みんないい」(金子みすゞ)いろいろな生き方があっていい。他を羨むのでなく、心の声に耳を傾け、自分が納得できる、自分らしい生き方を続けていこう。年々、思いや考えは変化していくだろうが、人間関係を大切にしながら、新しい一日一日を心豊かに暮らしていきたいと思っている。
 江戸川堤から見える冬の富士山は美しい。
 


野球部父母会より

 野球部父母会は、応援やサポートを行い、部員達は、朝練から夜遅く迄、練習に励んでいます。
 2017年春に、吉田監督が異動になり、清田新監督の下、新入部員 6名を加えた18名、新マネージャー1名で新たなスタートを切りました。春季大会、市内大会は、初戦敗退でしたが、市内大会の市川昴戦では、かなりの成長を感じました。
 夏の大会は、初回から確実に点を重ね攻め続け、初戦を突破しました。二回戦は、春季大会準優勝校との苦しい試合でした。3年生は、この試合で引退、後輩たちには、先に繋がる大会となりました。
 秋季大会の予選は、2試合とも、サヨナラ勝利。県大会への出場が決まり、さらに気を引き締めて練習しました。
 同窓会の皆様、OBの皆様、日頃より温かく見守っていただき、ありがとうございます。これからも、応援をよろしくお願い致します。
 


転出された先生方(平成29年3月)

 平成29年3月に12名の先生方が転出、退職されました。
教頭   佐藤 克文 先生 (浦安市教育委員会)
国語   鈴木 弘信 先生 (八千代)
国語   桐澤  均 先生 (退職)
国語   富田  彩 先生 (市立千葉)
地歴公民 森田 光延 先生 (船橋法典)
数学   金子  孝 先生 (市川東)
理科   関根 高泰 先生 (退職)
保健体育 山本 雅行 先生 (東葛飾)
保健体育 吉田  晃 先生 (行徳)
外国語  小笠原由佳 先生 (退職)
副主事  田村 健次 先生 (鎌ヶ谷)
主事   宮津 陽子 先生 (臨任 船橋法典)
 


卒業生進路状況

平成28年3月卒
現役(推薦)
浪人
合計


国公立大学
8  (0)
3
11
私立大学
234 (43) 24
258
公立・私立短期大学
4  (2)
0
4
国外大学
1  (0)
0
1
専門学校
9  (4)
4
13
就 職
1  (0)
0
1
  合 計
257 (49)
31
288

 

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