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国府台高校同窓会会報
第28号
2009年(平成21年)2月15日

(5)

活気にあふれる  鴻 陵 祭

若い世代との交流も


 今年の鴻陵祭のスローガンは「熱い欲望はトルネイド」。
 毎年恒例の、三年生が夏休みを返上して準備に取り組んだクラス演劇は相変わらず盛況だった。
 特に廊下一面を覆う教室の壁装飾や、学校中に掲示された宣伝ポスターは、近年そのクオリティが急上昇している。
 また、上演時の暑さの問題は、昨年より三年生全教室に冷房が設置されたことにより解決され、格段に観劇しやすくなった。
 だがその一方で、ここ数年の傾向として演劇のジャンルの偏りが見られる。せっかく七団体が同時に上演するのだからこそ、多種多様な芝居を見られる空間であって欲しい。
 しかしながら、全体で三十五ステージ、約千五百人の観客を動員するこの発表は一つの演劇祭として見ても出色であり、来年以降の鴻陵祭にも期待が持てる。
 一、二年生の食品の団体に関しては、今年は珍しいメニューに挑戦している団体も多く、相変わらずの低価格も嬉しい。
 そして、売り切れの早さという毎年の問題に対して、販売開始時刻を調整して昼時に合わせる等の工夫も見られた。
 さらに、近年では三年生に触発されて一二年生の装飾やポスターのレベルも向上しており、両方の校舎において活気が見られるようになっている。
 また、同窓会も例年と同じく談話スペースと過去の同窓会報の掲示、ちりめん細工の体験コーナーで参加し、今年は若い世代の卒業生との交流も行われた。
 以上のように、今年もクラス発表中心に鴻陵祭の活性化は進んでいるように見られる。今まで見ていなかった方も、是非来年はその熱気を感じに母校に足を運んで頂きたい。
富坂 友
(56期 H16年卒)

♪ 吹奏楽部 快挙 ♪

第14回東関東吹奏楽コンクールの高校B部門で、みごと1位金賞を受賞。東日本大会に出場しました。



夢の舞台に立って
 部長 大森 美樹
 私達鴻陵楽団こと国府台高校吹奏学部は、夏のコンクールで東日本大会に出場することができました。まさか東日本大会という夢の舞台に立てるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。
 何より、半年間「ロシア皇太子」という曲を鴻陵楽団のメンバーと作り上げて来られたことが喜びでした。
 今の二年生とは、二年になってすぐコンクールの話し合いを始め、去年の悔しい結果をバネに新たな目標を立てました。それから新一年生が加わり、 「ロシア皇太子」の練習が講師の須藤信也先生のもとに始まりました。日々の練習や本番を重ねていく内に、曲に対しての向き合い方やメンバーとの心の通わせ 方がだんだんと変わってきたと感じました。みんな音楽の深いところまで自分なりに追求し、それを合わせた時の課題が次々とレベルアップしていきました。そ して、みんなの息がピッタリと合った時の喜びをみんなで共有できるようになりました。最後は銅賞という結果ですごく悔しかったですが、「後悔」した人は誰 一人もいませんでした。
 この経験はとても大切な思い出です。大人になり挫折しそうな時には、この曲を聴こうと思います。

演奏を聴いて
上村直子
 みんな、びっくりしました。国府台高校はこの十数年東関東大会までは何度も進んだが、東日本大会は、夢の夢でした。
 昨年、東関東どころか東関東どころか県大会で金賞をもらっても本戦に進むことが出来ず、その悔しさも今年の結果につながったと思います。
  コンクールは緊張するものですが、国府台はみんないつも楽しそうに、気持ち良さそうに演奏しているところが特徴?かもしれません。本当に、見ていてうらや ましい限り。そこが国府台らしさで、個人のレベルはまだまだでも(もちろん指揮者の魔法もありますが)すばらしいハーモニーを作ることができるんですね、 きっと。
 上を目指すために難しい曲に挑戦しすぎで、高校生らしさや、こんな曲吹いてて楽しいのかな?と思ってしまう高校が多かった、というのが3年振りに大会を、聴きに行った私の感想です。
 何よりも、同窓会とPTAからチャイムを寄贈していただき、応援していただいたことが、結果につながったと思います。ありがとうございました。
30期(吹奏楽部OG)


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