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国府台高校同窓会会報
第33号
2013年(平成25年)11月15日

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集まれ!記念祝賀会へ 母校創立70周年記念祝賀会
 平成25年は、市川市立中学校として昭和18年に創立された母校の70周年の節目の年である。これを祝う記念事業が本格的に展開中である。
同窓会主体の事業
 同窓会では、「輝像修復を中心とする母校正面玄関前植栽(通称・アルスの森)周囲の整備」および「記念祝賀会」を実施する。
 輝像関連の事業については、既に平成24年度中に輝像に所縁の彫塑家久保田俶通氏の手による修復作業が完了しており、今年度は植栽の整理を実施した上で、輝像の来歴についての説明プレートを設置の予定である。
 七十周年記念事業の中核となる記念祝賀会は、平成26年2月15日土曜日、午後二時より浦安ブライトンホテルにて挙行の予定。会費は7000円。恩師 の歴々・世代を超えた同窓生が集う十年に一度の規模の会合となるので、会員各位に是非ご参加いただき、母校の繁栄を祝い、旧交を温め、あるいは新たな交流 の輪を拡げていただきたい。
学校主体の事業
 学校主体の記念事業は、慣例により70年を迎えた翌年度となる平成26年度中の実施となる。
 中心となるのは平成26年6月27日、市川市文化会館に於いて開催される記念行事で、記念式典と記念講演会に加え、「国府台の今」について生徒による発表が行われる予定である。
 他に、今般の記念事業では刊行されないものの、校史に関する史料の収集と整理が進行中である。

記念事業に
日頃の活動に 皆様のご参加を
会長

会長 伊能重憲(9期)
 会員の皆様にはご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。
 平成25年度は役員改選の年です。5月第四日曜・26日の総会において、母校創立70周年記念事業直前とのことで、 会長他全役員留任の形で信任をいただきました。 同窓会役員の在任期間が長いのも感心しません。変化の時代です。新たな人材・新たな風を会に求めたいと念じております。自薦他薦、熱烈歓迎です。 可能の範囲内での参加を心よりお願い申し上げます。
 さて、同窓会では母校創立70周年記念事業を展開しています。
 本校前庭の「輝」像も化粧直しを終えて輝いております。
 ご案内の通り、葛南分校60周年を記念し「内匠堀」の一角に記念碑を建立しました。本事業では本校の一隅に、葛南校舎60年の歴史を記録します。
 平成26年2月15日(土)浦安ブライトンホテルで同窓会主催の記念祝賀会を開催します。
 母校では平成26年度中に記念式典・講演会等を実施します。
 時の流れは速く、会報を全会員にお送りすること八度になります。これも偏に皆様のご支援、ことに賛助金へのご協力の結晶と、感謝あるのみです。 金額の多寡に依らず、ひとりでも多くの方にご協力いただけるよう懇願する次第です。
 母校の大いなる活躍の一助のためにも、皆様の旧に倍しての同窓会へのご理解ご支援をお願いし、 あわせて皆様のご発展を祈念申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。


平成25年度定例総会
総会 平成25年5月26日、平成25年度定例総会が母校会議室において開催された。
 伊能会長、古山校長、田中教頭、新任の村瀬教頭より挨拶があった。
 青木副会長を議長に選任して議事に移り、
 24年度事業報告
 24年度会計報告
 25年度度事業計画
 25年度予算案
 役員改選
 70周年記念事業
について審議が行われた。事業報告、会計報告、事業計画、予算は、いずれも原案の通り承認された。 役員改選では、70周年記念事業が進行中ということもあり、全役員再任の形で信任された。 70周年記念事業については、輝像修復など既に実施された事業についての経過報告と、祝賀会など今後の事業方針と進捗状 況について説明があり、事業運営のため記念事業実行委員会を設置することとあわせて承認された。【関連記事6-7面
 議事に続いて恒例の懇親会が催された。野球部父母の会の方々より同窓生からの支援への謝意と、十年ぶりとなる春の県大会進出が伝えられ、 応援タオルの頒布は大盛況であった。 その他、70周年を迎えた母校への思いなどを語り合い、なごやかながらも熱いひとときとなった。


アルスの森

芸術は長く人生は短し
Ars longa, vita brevis.
 表題の成句を引き合いとして、アルスの森の「アルス」は芸術を意味するラテン語であると説明されることが多い。だが、多くの人が想起する「芸術」との微妙な差異に留意する必要がある。
 ラテン語のアルスは、「手技としての技術(artes mechanicae)」のみならず 「自由人の諸技術(artes liberales)」を含んでいた。 実践的知識・学問の基本となる三学四科(文法学・修辞学・論理学、および算術・幾何・天文・音楽)がそれで、旧制高校、 新制大学の教養課程・教養学部の起源とされる。 明治の開化期に英語のリベラル・アーツとしてこの概念が日本に入って来たとき、 啓蒙思想家の西周[にし あまね]があてた訳語が「藝術」であった。 アルスの森の彼方にはこうした背景が広がっている。

 

 ちなみに、ギリシャ・ローマ神話に於いて、これらの知的活動を司るムーサの女神たちは、記憶の女神の娘たちとされていた。 記憶の蓄積と伝承こそが文明の本質と捉えられていたからだ。
 アルスの森に七十年の記憶が積もった……。


 

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