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国府台高校同窓会会報
第29号
2010年(平成22年)2月15日

(1)

伊能重憲会長を再選 平成21年度定例総会
 平成21年度定例総会は5月24日、母校にて開催された。冒頭、先年亡くなられた仁茂田元会長に黙祷を捧げた。
 伊能会長の挨拶があり、大島校長より挨拶と新任の碧[みどり]教頭ならびに金井事務長の紹介、母校の概況についての説明があった。
総会  青木副会長が議長に選出され議事に移り、
 平成20年度事業報告
 平成20年度会計報告
 役員改選
 平成21年度事業案
 平成21年度予算
について審議を行った。
 事業報告と事業案については、本年度よりこれまでの委員会別の説明に加え、鴻陵会表彰、母校支援など会全体として行う事業を「本部」として説明を行う形になった。
 任期満了に伴う役員改選では再任となる伊能会長をはじめ全役員が信任を受けたほか、いずれの議題も承認を受けた。
【6〜7面に議事内容】
 議事に引き続いて、恒例の懇親会が開かれた。

ご理解、ご支援、そしてご参加を  会長 伊能 重憲(9期)
会長  鴻陵会会員の皆様にはご健勝でご活躍のこととお喜び申し上げます。時の流れは速く、会報を全会員にお送りすること四度になります。これも偏に会員のご支 援、ことに賛助金へのご協力の結晶として、事業を継続することが出来ました。平成21年度も217万円余のご協力を頂戴しております。重ねて、厚く御 礼申し上げる次第です。詳細につきましては5月第4日曜日、22日の総会までお待ちいただきたいと思います。
 さて、母校の昨今の教育活動は見事なものがあります。同窓会といたしましても、その歩みの一助となればと念じております。平成21年度は教育環境の整 備事業の一環としての植栽事業に22万7千円の資金を会員の思いとともに提供し、事業推進に役立てていただきました。また、部活動も活発になり、その成 果も見事なものがあります。大きな大会への遠征費用等についても苦労が多かろうと察しております。
 同窓会といたしましては、葛南校舎の跡地に記念碑を建立したいとの声もあり、葛南の会員間で議論を深めている所です。
 同窓会役員の在任期間が長く、ボランティアの長過ぎも感心しません。変化の時代です。新たな人材を一人でも多くお迎えしたい、役員のチェンジを役員一同は願っております。自薦他薦、熱烈歓迎です。可能の範囲内での参加を心よりお願い申し上げます。
 鴻陵会会員の皆様のますますのご健勝とご発展を祈念申し上げ、同窓会活動への相変わらずのご理解とご支援をお願い申し上げ、再任のあいさつとさせていただきます。


葛南の会 3月開催
 平成23年、葛南分校は開校60周年・閉校30周年を迎える。これに先立ち、葛南分校卒業生全体による同窓会が開催される。
 葛南分校は、母校が市川市から県に移管された翌年の昭和26年、浦安・行徳地域唯一の公立高校として開校。昭和56年、行徳高校定時制にその役目を譲り、30年の歴史の幕を閉じた。同窓会葛南分校支部は総会を開き、本校同窓会に合同することを決定した。
 多くの恩師が「葛南分校での生活は心に残る年月だった」「教育の原点を考えさせてくれた」と語るように、苦難の道を歩んだ葛南分校の歴史は、母校の誇りであり、高校教育史上貴重な財産でもある。
 あれから幾星霜。こうした葛南分校の歴史を振り返り、記念事業やこれからについて話し合おうと、発起人らが準備を進めてきた。葛南分校関係各位にふるっての参加を願う。
千葉県立国府台高等学校葛南分校
開校60周年・閉校30周年記念同窓会総会(仮称)

  発起人 須賀 常吉 1期
      東  和男 1期
      藤原 孝夫 7期
      石引 美貴 11期
  日時  平成21年3月28日(日)18時より
  会場  本行徳公民館

 問合せ先 藤原孝夫
※ 既に終了しています。


賛助金で母校支援
 前号の会報送付後に寄せられた賛助金は、平成21年末までに640人より、219万9700円に上った。平成21年度は、この賛助金を元に、会報送付事業をはじめとする例年通りの同窓会の活動を行うとともに、母校への支援を実施した。

 

部活動支援
 東日本大会出場も記憶に新しい吹奏楽部。引き続き高レベルで活躍中だが生徒の金銭的負担も少なくない。同窓会より大形楽器の購入費用への支援を行った。 

植栽緑化事業支援
 母校が学校環境整備のため進めている植栽等整備計画への支援を実施した。折しも、千葉県育英会館の閉寮が決まり、敷地内の植栽等を譲り受けられることになったため、正門左側に移植、移設。その費用を同窓会が支援した。

アルスの森

市川観測所
 母校が銚子測候所の管内観測所、市川観測所として公的気象観測業務を行っていた事実をご存知だろうか。管内観測所とは、測候所からの業務委託により観測網を補完していた気象観測点。現在のアメダスに相当する。
 「天文気象部」が銚子測候所から業務委託を受けたのは昭和二十年代の終わり頃。校庭の北西部の露場と称する10メートル四方程の芝生に、温度計、湿度計等、観測用具収納の百葉箱を設置。
 銚子測候所から送付されるひと月分の報告用封筒と切手。毎日午前九時の定時観測。最高・最低気温、降水量などを記録。観測結果を一週ごとにまとめて銚子測候所へ報告。
 
 但し報酬はゼロ。一日たりとも欠測は許されず、データには正確さが求められる。交代で観測にあたる部員一同、理科教育の実習と自身に言い聞かせ、社会貢献しているという自負心を支えに重責を担っていた。
 万事が人間頼みの時代があった。今や露場の跡形もない。


 

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