同窓会にとって、こうした記念事業は10年に一度の一大行事である。
それだけにそこに投入されるエネルギーは莫大なものだ。
 何故?
相対性理論によるとエネルギーとは光速度の二乗と質量との積である。
積み重ねられた歴史と伝統は重い。
それに比例して莫大な、時空が歪む程のエネルギーが生じているに違いない。
それ故、行く年もの歳月を飛び越えて、懐かしい時代に帰ることが可能なのだろう。
 
 

和服の二人が、祝賀会の司会を担当しました
 

現実論として、事業の成功には、大きな事業あればある程、準備に多大な時間と労力とを要する。
同窓会の財政的な面から、この時の記念事業では手作り的な要素が非常に多かった。
実行委員は事業の完了までほぼ1年間、知恵と時間とを惜しまずに、事業の成功をめざした。



 
 

 名簿発送の作業風景

同窓会会員名簿は、祝賀会に合わせて発行された。
こちらも、主として財政的理由から殆どの作業を外部に頼らずに完遂した。
会員の正確な情報の把握には、苦労も多かった。
ちなみに、現在、国府台高校同窓会の会員数は16,000を超えている。

 
 
記念事業を通じて集まった賛助金から、母校に100万円を寄付。
(生徒会の印刷機等の購入に充てられた)
さらに本校が市川市立中学校として創立されたという沿革をふまえ、教育振興を願い市川市にも寄付を行った。