第24号 2004年(平成16年)11月15日 (3) |
祝賀会の写真展示 |
平成十六年九月四
日、五日に第五十七回鴻陵祭が開催された。同窓会の参加は九回目となる。 今回の展示は、本年二月二十二日に開催された「学校創立六十周年、同窓会設立五十年記念祝賀会」の写真が中心となった。 当日は、雨模様にもかかわらず多くの来校者があり、同窓会の部屋にも在校生や父兄、先生方が展示を見に訪れた。 祝賀会に参加していない方々も盛大な会の写真展示に興味を持って眺めていた。 談話関では同窓生が歓談しながら、懐かしい学校生活の話に花を咲かせていた。 五日の午後には、同期会の帰りだとのことで、六期の方々が立ち寄られ賑やかな雰囲気であった。 |
輝け! 校章 いつまでも 三期 佐藤 錦一 氏 九十九里のご自宅に伺った。庭木に囲まれた静かな住まいと十二坪のアトリエ。庭には作品が並べられ、まだ青い栗の実がそこここに散らばり、水槽にカメがガ サゴソと遊んでいた。 三期生の佐藤錦一氏は現宮田小からの引っ越し組である。演劇が好きで卒業後は早大に進学を希望していたが、美術家の父の意向で東京芸大に進んだ。鋳金の 技術を会得したが暮らしは楽ではなかったとのこと。 三十年ほど前、知り合いの金属業者から看板造りの依頼を受け、製作のかたわらふと目に着いた母校の徽章が気になり、仕事の合間に粘土をこね、石膏で型を 取り、FRP(ガラス繊維に樹脂を混ぜたもの)で一メートル四方の校章を作り上げた。結果寄付することになり、金属業者の社員の協力で当時の正面玄関の上 の壁に取り付けた。 その後、新築された体育館に移されたが、今でも輝く国府台高校のシンボルである。「古くなったので、本当は金粉で輝かせたいけど。」ポツリと呟く。 市川美術会の会員として現在も活躍しているが、出展される作品は独特の作風で、一目で作者が分かるとか。今は時々頼まれる仕事をのんびりと作っていると のこと。(大網白里町のコウノトリのモニュメントは会報十七号で紹介) “国府台高校を甲子園に送るかい”が発足し会長に推され、母校がどんなときでも会員皆と心から応援している。明るく元気な七十一歳の個性派である。 |
我が母校で誇れる部のひとつである弓道部。県内でも数少ない屋内弓道場を持ち、すばらしい環境のもとで活動している。 昨年は、みごとインターハイ出場をなしとげた。 部員は三十八名(男子十二名、女子二十六名)で、月曜日から金曜日まで毎日放課後二時間半、みっちり練習している。週一回は野下さち子先生が指導に来て 下さる。弓の引き方、姿勢のとり方、試合での入場の方法、点の数え方など、実践的に教えてもらう。 普段の練習では、筋力トレーニングとして、腕立て伏せや左片手バランス、足腰の強化などを行う。 一年生は、外で弓を引き構える練習を徹底的に行い、背筋の使い方姿勢の保ち方をマスターしていく。二年生は、試合形式で、入場の仕方から、実際に矢を射 る練習を交代で行う。しーんと静かな道場の中、紺の袴で弓を引くことは、心身ともに鍛えられる。 入部の理由としては、施設通いから、精神力や集中力をつけたい、猫背を直したい、親にすすめられて、武道にあこがれて、と様々である。 春には関東ブロック準優勝をして、ますます練習にも力が入る。これからも伝統のある弓道部が、すばらしい活躍をすることを、心から願っている。 |