第23号 2003年(平成15年)11月15日 (3) |
懐かしい校舎や人々 |
同窓会が参加すること八回目となった五十六回鴻陵祭は、九月六日、七日に行われた。 今まで茶道部と同窓会しか使っていなかった本館四階には、昨年からPTAの部屋もでき、人の通りも少し多くなった。 今年は創立六十周年を迎えて、校舎の移り変りや行事ごとの生徒の写真を、パネルにして展示した。 創立当初の校舎や配置図、多くの人の協力のもと建てられた生徒会館、プール落成のため移動した校門などパネルを通して、古き良き時代の思い出にひたり、 会話もはずんでくる。 来訪者は、同窓生ばかりでなく、在校生の保護者の方、地域の人など。来年受験を希望しているという中学生もいた。 室内には、再刊してからの会報を展示し、同窓会活動に関する紹介をしているが、さらに広くアピールして、より多くの会員に、参加していることを伝えてい きたい。 |
小さなお江戸を造る 四期 服部一郎さん 江戸小物細工とは、紙、粘土、竹、布などを使って江戸時代を彷佛させる商店、屋台、民家、盆栽などをミニチュアで緻密に造り上げる飾り物玩具である。 服部さんは、この江戸小物細工の職人さん。この世界では有名で、本やテレビなどにも紹介されている。 物造りが好きで、学生の頃から父の仕事を手伝っていたため、高校卒業後、本格的に仕事を始めて五十年になる。祖父、父と受け継ぎ三代目である。 小さな葉や花びらの一枚から手作りなので、手の延長でもあるピンセットをはじめ、様々な道具や材料が必要で、作業場に大切にきちんと整理されている。 作品は、家屋をはじめ節句飾りや物売りまで幅広く、見ていると、なつかしく楽しい気持ちになる。浅草仲見世にある「助六」という江戸趣味玩具を扱う店で 売られているが、年一回のペースで個展も開いている。(今年は12/3〜9・銀座松屋7階) 作業場でもう一つ目を引くのが、古いが立派なオーディオセット。たくさんのCDも整理されている。クラシックからジャズ、演歌まで、仕事の邪魔にならな いものなら何でも聴く。音楽に限らず、美術、歌舞伎、オペラなどもよく観る。「いろいろな物に触れて感覚を磨かなきゃ。伝統にすがりつくだけではだめ。」 と話す。また、アイディアと共にしっかりした技術が必要、と言う服部さんに、本物の職人魂を感じた。 |
ニッポン放送の『知ってる?24時』が行った「憧れの高校ランキン
グ」でみごと我が母校が第1位に輝いた。 番組で2週間にわたり、メールやFAXで投 票。生徒だけでなく、先生、保護者やOBなどから大量のメールが集中して圧倒的な強さを見せた。 6月9日にはパーソナリティを務めている“くりーむしちゅー”の上田晋也さんが来校し、700名以上参加のもと表彰式が行われた。 |
平 成15年3月卒 | 男子 | 女子 | 合計 |
|
進学 |
国公立大学・大学校 | 5 |
4 |
9 |
私立大学(含留学) | 55 |
76 |
131 |
|
国公立短期大学 | 1 |
1 |
2 |
|
私立短期大学 | 0 |
18 |
18 |
|
専修学校等 |
2 |
13 |
15 |
|
就職 |
公務員 | 0 |
1 |
1 |
民間企業 |
0 |
0 |
0 |
|
そ
の他 |
101 |
45 |
146 |
|
合
計 |
164 |
158 |
322 |